解説!人々のくらしや文化
このページの歴史年表
時代 | 年代 | 主なことがら |
室 町 時 代 | 1392 | (南北朝統一) |
1397 | 3代足利義満が金閣 | |
1467 | (応仁の乱) | |
1489 | 8代足利義政が銀閣 | |
1573 | (15代で室町幕府ほろぶ) | |
登場人物やキーワード | ||
北山文化 東山文化 書院造 水墨画 能 狂言 能楽 二毛作 寄合 惣 土一揆 |
金閣と北山文化
3代将軍の足利義満は、京都の北山に金閣という別宅(別荘)を建てました。「はなやかさ」が印象的なこの時代の文化を北山文化といいます。
銀閣と東山文化
8代将軍の足利義政は、京都の東山に銀閣という別宅(別荘)を建てました。「簡素で気品の高さ」が印象的なこの時代の文化を東山文化といいます。
書院造の住宅
現在の住宅の「和室」に受け継がれている、「たたみ」「ふすま」「しょうじ」などが用いられた書院造という住宅様式が取り入れられました。
水墨画がひろまる
中国から伝わった墨をつかって絵を描く水墨画がひろまりました。雪舟が描いた「秋冬山水図」などが代表的な作品として残っています。
能や狂言が完成する
猿楽師の観阿弥(父)と世阿弥(子)によって「能」が完成されました。幕間に「狂言」が行われ、能と狂言をあわせて能楽といわれます。
室町時代の農業と農村
近畿地方などで行われていた稲と麦の二毛作が、関東地方にもひろがります。また、各地で特産物が生産されるようになりました。
<代表的な特産物>
三河地方(愛知県):綿花
宇治(京都) :茶
瀬戸内海 :塩
村のまとまり
名主とよばれる有力者などを中心に、村人は結びつきを強めていきました。自分たちの村のことは自分たちで決めるようになり、神社やお寺などに集まって会議をする寄合が行われます。このような村を惣とよびます。
惣の「土一揆」
惣の農民は、年貢を減らしてもらうよう交渉したり、時には一揆といわれる一致団結して反乱をおこすこともありました。
>農民の一揆は室町時代は土一揆と呼ばれ、江戸時代になると百姓一揆と呼ばれます。
>一揆はいくつかの種類に分けられます。
- 借金の帳消しを求める徳政一揆
- 一向宗(浄土真宗)によって行われた一向一揆
- 1つの国まで大きくひろまる国一揆
解説!「12.室町時代 人々のくらしや文化」おしまい
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