24薩長同盟の結成と江戸時代の終わり|小学生へ歴史解説

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見出しアイコン51解説!江戸時代の終わり

 

アメリカと条約じょうやくを結び開国かいこくした日本でしたが、日本の中には開国に反対し、外国人を追い払おうとする人もいました。

長州藩ちょうしゅうはんは外国の船を追い返そうと砲撃ほうげきしたり、薩摩藩さつまはんは外国人を殺傷さっしょうしたりと開国に抵抗しました。しかし欧米おうべい軍隊ぐんたいの強さを知ると、戦っても勝てないと思うようになりました。

 

このページの歴史年表

時代
年代
主なことがら
江戸
時代
1866薩長同盟が結成
1867大政奉還
1867王政復古の大号令
明治
時代
1868戊辰戦争
登場人物とキーワード
西郷隆盛  大久保利通  木戸孝允  坂本竜馬  
徳川慶喜  勝海舟  
薩摩藩  長州藩  土佐藩

 

 

1866年 薩長同盟が結成

1866年、土佐藩とさはん坂本竜馬さかもとりょうまのすすめで薩摩さつま長州ちょうしゅう同盟どうめい薩長さっちょう同盟)を結びました。

薩長同盟は江戸幕府をたおし、天皇を中心とした新しい国をつくることを目指します。

 

<各藩の人物は?>

・薩摩藩(鹿児島県)・・・大久保利通おおくぼとしみち西郷隆盛さいごうたかもり

・長州藩(山口県)・・・木戸孝允きどたかよし

・土佐藩(高知県)・・・坂本竜馬

薩摩藩・長州藩・土佐藩の場所画像

 

1867年 江戸幕府が大政奉還

江戸幕府は15代将軍の徳川慶喜よしのぶ政権せいけん朝廷ちょうていに返しました。これを大政奉還たいせいほうかんといい、約260年間続いた江戸幕府は1867年にほろびました。

※力がおとろえていた江戸幕府は、薩長同盟などの幕府を倒そうとする人たちが攻めてくる前に、政権を朝廷に戻し戦いをけました。

 

 

 

1867年 王政復古の大号令

大政奉還の後、朝廷側は明治めいじ天皇王政復古おうせいふっこ大号令だいごうれいを出し、天皇中心の国へもどることを宣言せんげんしました。

 

 

1868年 戊辰戦争が起こる

王政復古の大号令で、薩摩藩や長州藩などの人が中心となる新しい政府せいふができ、政治を行いました。しかし江戸幕府につかえていた諸藩しょはんなど(旧幕府側)は新しい政治に反感を持ちました。

>日本各地で新政府軍と旧幕府軍が戦いとなりました。これを戊辰ぼしん戦争といいます。

>戊辰戦争は約1年半も続き、新政府軍が旧幕府軍を次々と倒し、新政府が全国を支配しました。

 

 

旧幕府軍の代表 勝海舟

戊辰戦争で新政府軍は江戸を攻撃しようとしていましたが、新政府軍の西郷隆盛と旧幕府軍の勝海舟かつかいしゅうは話しあい、江戸は戦場とならずにすみました。

解説!「24.江戸時代⑧ 江戸時代の終わり」おしまい