解説!文明開化と社会の変化
明治時代になり、欧米諸国(西洋)の文化がさかんに取り入れられ、人々の生活や世の中が西洋風に大きく変化しました。これを文明開化といいます。
このページでは、文明開化の主なことがらについて解説していきます。
このページの歴史年表
時代 | 年代 | 主なことがら |
明 治 時 代 | 1871 | 郵便制度が始まる |
1872 | 日本初の鉄道開通 | |
1872 | 太陽暦の採用 | |
1872 | 学問のすすめ | |
1877 | 西南戦争 | |
登場人物やキーワード | ||
文明開化 福沢諭吉 西郷隆盛 |
1871年 郵便制度がはじまる
郵便制度がはじまり、全国どこに出しても同じ料金で郵便が送れるようになりました。
1872年 鉄道の開通
新橋(東京)~横浜(神奈川)間に、日本初の鉄道が開通し、蒸気機関車が走りました。
1872年 太陽暦の採用
それまでの太陰暦(月の満ち欠けによるこよみ)から、太陽の動きによるこよみ(太陽暦)が使われるようになりました。
※太陽暦は、現在使われている一般的なこよみです。
福沢諭吉 学問のすすめ
欧米に行って学んだ福沢諭吉は、欧米の新しい考え方を取り入れ、1872年に「学問のすすめ」という本を出します。
<学問のすすめとは?>
本の書き出しに「天は人の上に人をつくらず、人の下に人をつくらず」とあります。この本で福沢諭吉は人の自由や平等、権利の大切さ、学問の重要性を世にひろめました。
●人の自由や平等
●人の権利の大切さ
●学問の重要性
人々のくらし
明治時代に入り、それまでの大名や藩主のもとで暮らしていた人々は、明治になっても生活は楽になりませんでした。また以前は武士だった人は職を失い、政府に対して不満を持つものがいました。
1877年 西南戦争
士族(元の武士)は新政府に不満をいだき、各地で反乱を起こしました。1877年には、鹿児島の士族が西郷隆盛を立て大きな反乱をおこしました。これを西南戦争といいます。
※西南戦争で士族は新政府の軍にやぶれました。
解説!「26.明治時代② 文明開化と社会の変化」おしまい
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