26文明開化|西洋に学んだ社会の変化|小学生へ歴史解説

メニュー2歴史の解説! >26.明治時代②

見出しアイコン51解説!文明開化と社会の変化

 

明治時代になり、欧米諸国おうべいしょこく(西洋)の文化がさかんに取り入れられ、人々の生活や世の中が西洋風に大きく変化しました。これを文明開化といいます。

このページでは、文明開化の主なことがらについて解説していきます。

 

このページの歴史年表

時代
年代
主なことがら



1871郵便制度が始まる
1872日本初の鉄道開通
1872太陽暦の採用
1872学問のすすめ
1877西南戦争
登場人物やキーワード
文明開化  
福沢諭吉  西郷隆盛

 

 

1871年 郵便制度がはじまる

郵便制度がはじまり、全国どこに出しても同じ料金で郵便が送れるようになりました。

 

 

 

1872年 鉄道の開通

新橋しんばし(東京)~横浜(神奈川)間に、日本初の鉄道が開通し、蒸気機関車が走りました。

 

 

1872年 太陽暦の採用

それまでの太陰暦たいいんれき(月の満ち欠けによるこよみ・・・)から、太陽の動きによるこよみ・・・太陽暦たいようれき)が使われるようになりました。

※太陽暦は、現在使われている一般的なこよみです。

 

 

福沢諭吉 学問のすすめ

欧米に行って学んだ福沢諭吉ふくざわゆきちは、欧米の新しい考え方を取り入れ、1872年に「学問のすすめ」という本を出します。

 

<学問のすすめとは?>

本の書き出しに「天は人の上に人をつくらず、人の下に人をつくらず」とあります。この本で福沢諭吉は人の自由や平等、権利の大切さ、学問の重要性を世にひろめました。

●人の自由や平等
●人の権利の大切さ
●学問の重要性

 

 

人々のくらし

明治時代に入り、それまでの大名や藩主はんしゅのもとで暮らしていた人々は、明治になっても生活は楽になりませんでした。また以前は武士だった人は職を失い、政府に対して不満を持つものがいました。

 

 

1877年 西南戦争

士族しぞく(元の武士)は新政府に不満をいだき、各地で反乱を起こしました。1877年には、鹿児島の士族が西郷隆盛を立て大きな反乱をおこしました。これを西南戦争といいます。

※西南戦争で士族は新政府の軍にやぶれました。

解説!「26.明治時代② 文明開化と社会の変化」おしまい