解説!下剋上の世の戦国大名
このページの歴史年表
時代 | 年代 | 主なことがら |
室 町 時 代 | 1467 | 応仁の乱 |
1543 | 鉄砲が伝わる | |
1549 | キリスト教が伝わる | |
1573 | (室町幕府ほろぶ) | |
登場人物やキーワード | ||
下剋上 戦国時代 分国法 城下町 南蛮貿易 フランシスコ・ザビエル 宣教師 |
応仁の乱と下剋上
1467年にはじまった応仁の乱は、10年以上続く長い戦争となりましたが決着つかず、幕府は力が衰えていきます。同時に、戦に強い戦国大名が日本各地であらわれました。
※「応仁の乱」の説明はこちら→足利氏と室町幕府|後醍醐天皇・建武の新政・応仁の乱
戦国大名は、身分が下の者が上の者を実力でたおす「下剋上」などによって領地をひろげていきました。日本各地で争いが続くこの時代は戦国時代といわれます。
戦国時代の城下町
各地の戦国大名は、自分の領地のきまりを自分で決めました。これを分国法といい国によって決まりが異なります。大名は城を築き、まわりに家来の屋敷などをおく城下町をつくっていきました。
鉄砲をのせた船が流れ着く
1543年、ポルトガル人を乗せた中国の船が、あらしで鹿児島県の種子島に流れつきました。この船には鉄砲が積まれており、日本に鉄砲が伝わりました。
>鉄砲の戦力はすさまじく、それまで「一騎うち」だった日本の武士の戦いに鉄砲が取り入れられていきます。
>日本人の鉄砲かじ(鉄砲をつくる職人)もあらわれ、日本各地に鉄砲がひろまっていきました。
ザビエルがキリスト教を伝える
1549年、スペイン人のフランシスコ・ザビエルが鹿児島にやってきました。ザビエルはキリスト教をひろめる宣教師の仕事をしていました。
>ザビエルら宣教師によって、キリスト教は九州地方を中心にひろまっていきます。
南蛮貿易がさかえる
戦国大名は、スペインやポルトガルと積極的に貿易を行いました。当時、スペイン人やポルトガル人を南蛮人と呼んでいたので、この貿易を南蛮貿易といいます。
<貿易とは?>
>外国と商売(物を買ったり売ったり)することを貿易といいます。
>外国から物を買うことを輸入、外国へ物を売ることを輸出といいます。
>南蛮貿易で日本は鉄砲、生糸や絹織物などを輸入し、日本でとれる銀や作った刀剣などを輸出しました。
>南蛮貿易によって、スペインやポルトガルなどのヨーロッパの文化が日本へ伝わりました。
解説!「13.戦国時代 下剋上の世の戦国大名」おしまい
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